Story05:営業(切り花種苗)

高栁尚弘/40代

株式会社ミヨシ 国内販売部

獨協大学 法学部卒

2007年中途入社 営業職群

PROFILE

東京都出身で、埼玉県の大学を卒業した後、首都圏のターミナルビルで小売業の社員として働いていました。

2007年、山梨県へ Iターン転職活動を行い、当社に入社しました。

まず6年間生産部門で苗生産業務や生産委託管理業務を経験した後、2013年から営業の仕事を担当しています。

現在は、甲府市に家を構え、株式会社ミヨシ国内販売部主任職として、北海道エリアで、切り花種苗の営業活動をしています。

合説での偶然の出会い、ヤル気だけで種苗の道へ

大学を卒業した後、東京のスーパーで仕入や売上計画の管理、売場作りの仕事をしていました。

転機は数年後、親族の介護の関係で、山梨県で転職活動を行う必要に迫られた時でした。

東京に比べ、企業数が少なく、様々な可能性を模索しました。

そんな中、偶然参加した合同就職説明会で、当社に出会い、ミヨシグループや種苗業界の話を聞き、「モノを、説明して、売ることには変わりない」と思い、選考を受け入社しました。

面接で「私には、ヤル気しかありません!」と根拠もなく自己PRしたのは、今となってみては厚顔の至りといった所です。

やはり、「ヤル気」しかなかった

営業志望で入社しましたが、採用選考の中で「生産の勉強をしてから、営業でも遅くない」と言われ、入社後数年間、自社農場の苗生産や当社の苗生産を委託している農家の皆様の生産管理業務を担当していました。

初めて触れる植物でしたが、同期や若い先輩方に負けたくないという一心で、社内外の様々な方から教わりながら、充実した生活を送っていました。

「ヤル気しかない」と自己PRしていたのは、その通りだったのかもしれません。

そして、入社時の約束をすっかり忘れた頃、営業部門への異動の辞令が下りました。

生産担当として一定の自信が芽生えた所だったので、当時は後ろ髪をひかれる想いで異動しましたが、今となっては感謝しかありません。

農家の皆様に「儲かって頂く」ために

営業の仕事は、シンプルに言うと「自社の商品を、必要として下さる方に、必要とされる量・品質・価格で販売する」仕事です。

具体的には、栽培指導や作型提案、肥料農薬など様々な情報をお客様に提供し、担当する農家さんに儲かってもらうことが我々の仕事です。

販売した種や苗がお客様の利益に貢献でき、お客様が利益を上げるために一緒に考え、提案することに私は大きな喜びを感じます。

コミュニケーションと信頼関係が生命線となりますが、「話をすることが苦手でも、お客様の信頼を勝ち得ている営業マン」も多い所が、当社の営業の仕事の魅力とも言えるかもしれません。

お花とともに幸せの輪を広げる

種苗業は「BtoB」ビジネスですが、我々のお客様である農家さんは、人間味あふれる魅力的な経営者である方が多く、近い関係で私達と接してくださいます。「BtoB」ビジネスの営業でありながら、お客様との距離が近い関係ですね。

種苗や市況の情報はもちろん、お客様が求める情報を提供すべく、幅広いアンテナを持つように心がけています。

今は、会社のゴルフサークルに所属し、会社の仲間と楽しんでおりますが、ゴルフを始めるきっかけを与えてくださったのも、農家の方とのご縁がきっかけです。

農家経営者の皆様と私達の共通点は「植物や花は、人を豊かにする」という信念です。

「農家の皆様の笑顔と絆をベースに、お花とともに幸せの輪を広げることができる」

それが、ミヨシグループの営業職のやりがいだと私は思っています。

ビジョンを実現出来るマネージャーを目指して

「自分一人でできることは、限られている」というのが持論です。

会社のビジョンやミッションを具現化していく為には、部下を率い、チームとして大きな力にしていかなくてはいけない。

以前は「『自分が一番仕事出来る!』という気概でやれ!」などと後輩を叱咤激励してきましたが、

ここ数年は「自ら範を示す」ことで、生産者の皆様、そして会社に貢献することを心掛けています。

会社の昇進昇格試験に合格して、立派なマネージャーになることが夢ですね。

Iターン転職を考えている方へのアドバイス

山梨は東京に比べ、ネオン街や店舗も少なく、「出来ない事」も多いですが、自然豊かで子供たちが小さい頃よく気軽に山を「探検ごっこ」しに行ったことはよい思い出です。

また、良い意味で人と人との距離が近いのも山梨の特色でしょうか。

家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いている友人も出来、コロナ前はバーベキューや餅つき大会など、「広く浅く」の東京では体験出来なかった家族生活を送ることが出来ました。

ミヨシグループには、「お客様第一主義」の社風があり、何事にも誠実な社員が多く在籍します。

これは、私の個人的な意見ですが、必要なのは「ヤル気」と「熱意」。

どんな人でも、会社と顧客の利益の最大化に打ち込める環境がミヨシグループにはあります。