アンデスの青い星とも呼ばれるテコフィレア。早春に咲く、目のさめるような鮮やかなコバルトブルーの花が魅力です。秋植え球根で、流通は今のところまだ少なく高価ですが、年々確実に増えるものなので、いずれは手頃な価格で多くの人に親しんでもらえると思います。原産地では絶滅したと言われる貴重な花です。
ほのかな芳香があり、夜間も閉じることなく開いています。いくつかの種類があり、変種のライヒトリニーは、中心の白い部分が広く、大輪で花付きも良く華やかです。数年間は鉢に植え放しで育てられ、年々花数が増えていき、長くつきあえる花です。
夏の間は休眠しているので、鉢のまま乾燥させておき、秋涼しくなってから水やりします。用土は、小粒の鹿沼土と軽石の等量混合が使いやすく、球根が腐る事もほとんどありません。耐寒性はマイナス5℃位まで。寒地では、日の当たる窓辺で育てます。タネをまくと、個体差が出てオリジナルも作れます。