スズラン池があり、中央線の駅にすずらんのさと、白樺湖にはすずらんの湯、他にも各地にスズラン通りやスズラン荘、スズランホール、車両でスズラン号など、スズランは身近で親しみがあります。
香水にもなり、人気の花ベスト10にも入るのですが、名前やイメージが先行してしまい、現物はどちらかというと置いてきぼり、流通もそれほど多くなく、店頭で売れ残っていることも多いようです。
写真やデザインしたもののほうが印象強く、また、スズランエリカ、鈴蘭水仙、スズランノキなど、他の花にも名前が使われます。
薬用植物園にも植栽されていて、薬草すなわち毒草でもあるので、注意する点もありますが、スズラン本来の良さをもっとじっくりと観賞したいものです。
5月1日はスズランデー、幸せが訪れる花ということで、フランスではこの日に花を贈る習慣があるそうです。
ところで、日本の野生ランにスズラン(カキラン)やエゾスズランがあるのですが、ほとんど話題にならないですね。
次回はフリチラリア・インペリアリスをご紹介します。