代表的なのは、欧州に広く自生しているカニナ種(ドッグローズ)で、ハーブとしてお茶に利用されます。
ビタミンCはオレンジの20倍とか。
他には、北米のバージニアナなども赤い実が大きく目立ちます。
5月頃に優しいピンクの花が咲き、香りも上品。小苗でもよく実がつき、秋から冬の間の彩りとして重宝します。
カニナ種によく似ていますが、カニナの実はだ円形で、こちらは丸い球形です。
直径3cm位で食用にもなります。トゲが多く葉が大きく茂るのが難点ですが、夏から秋まで鑑賞できます。
また、ヤマハマナスとも呼ばれるカラフトイバラが、霧ヶ峰などに自生しています。花材としては、ノイバラの実がポピュラーですね。
バラは、数ある花の中でも特に人気が高く、園芸品種も多数育成されています。野生種に関しては、未だに分類がはっきりしていなくて、100とも200種ともいわれ、まだまだ未知の世界です。
次回はハエマンサスをお送りします。