多肉植物がブームです。昔から人気はありましたが、最近特に利用や苗の流通が多くなり、色や形のバラエティが豊かなことと、管理が楽で手軽に育てられること、小さいながらも巨木のたたずまいを感じさせる奥深さなど、魅力がたっぷりで急速に広まりました。
セダムやエケベリア、メセン類など、種類が多いのですが、中でもハウォルチア属は個性的でユニーク、独特の持ち味があります。トゲでおおわれたサボテンのようなもの、蓮華のようなロゼットタイプのもの、ぷっくらと丸い形のもの、アロエのような尖った形のものなどがあり、窓と呼ばれる光の入り口を持つものも多く、いくつかの種類は食用にもなります(味はいまいち?)。
黒光りする金属のようなものから透き通るものまで品種は多彩ですが、この写真のように白い個体は珍しく、ガラス細工を思わせます。なかなかふえないのが難点で、脇芽が出ても先祖返りしやすく、緑になってしまいます。やはり植物にとって葉緑素は大切なものなのですね。