園芸素材として面白そうなのですが、育種が進んでいない花です。
むずかしいのかもしれません。
明るい黄色のふくよかな花を次々と咲かせ、草姿はニューギニアインパチェンスに似ています。
原産地は西インドで、世界各地の熱帯に野生化しています。
暑さに強く、丈夫で栽培は容易です。木質化する多年草でタネがよく出来るので、一年草扱いが便利です。
ターネラ属には60種以上あるそうで、観賞用としては、今のところ主にウルミフォリア種だけです。
英名はセージローズ。イメージがつかみにくい名前ですね。
ターネラ属は以前ターネラ科に分類され、現在はトケイソウ科になっています。
これもよく分からないものです。
まだまだ未知の花ですが、インパティエンスやビンカに黄花がないので、もっと普及してもよさそうです。
黄花で雰囲気が似ている花に、雲南月光花(レインワルティア)があり、たまに鉢物が出回ります。いずれもなにかもう一つ工夫が必要なようです。