タデと聞いてどんなものをイメージするでしょうか。一口にタデと言ってもいろいろです。
かいわれを食用にするヤナギタデや、染料のアイ(タデアイ)、そして雑草のように茂るイヌタデから可憐な花を咲かせるヒマラヤ原産のカンパニュラータまでさまざまです。
ガーデニングでは、寄せ植えなどで利用の多いヒメツルソバやカラーリーフのシルバードラゴンがポピュラー。
花壇では大型の1年草ベニバナオオケタデが目立ちます。
宿根草で利用が多いのは、すらりとした優雅な花穂のアンプレキシカウリスです。
花期が長く、6月頃から咲き始め、晩秋の庭の彩りにも役立ちます。
黒赤、赤、桃、白、橙の各色があり、植え放しで手がかかりません。
それにしてもタデの仲間の分類というのはわかりにくいですね。以前はポリゴナム属でまとめられていたものが細かく分かれてしまい、上記の種はすべてペルシカリア属で、ナツユキカズラやイブキトラノオなどはそれぞれ別属です。
さて、信州蓼科の漢字を見てタデ科と読んでしまうのは私だけでしょうか。
12月は忘年会です。