雪景色の中に実が成っているような印象で、実も未熟なうちは縞模様が入ります。
淡緑から橙色へ、2色の実が混在し、とにかく長持ち、半年位は観賞できます。
トウガラシ類より寒さに強く、-3℃位までは耐えるので、冬の彩りとして便利です。
学名は、ソラナム・シュードカプシカム。ニセトウガラシという意味で食用にはなりません。
ブラジルやマデイラ島が原産といわれ、日本にも帰化していて、世界各地で野生化しています。
園芸用には主に大実タイプのビッグボーイが栽培されます。
ソラナム属は、1700種といわれるほど多種多様。
ナスやジャガイモから雑草に至るまで幅広く、切り花にはフォックスフェイス(カナリアナス)、鉢や花壇ではツルハナナスなどが利用され、野草のヒヨドリジョウゴの実も良いものです。
ところで赤い実というのは、造花にもよく見られ、ヤブコウジなど本物の葉にそえてあると見分けがつかず、ついだまされてしまいます。
次回はラセンイです。