新品種が生まれたり、在来種が絶滅したりと、変化の速度が早くなっているように感じます。
日本の山野草も、新品種が多く育成され、希少なものは増殖されています。
種類はだいぶ片寄っているようですが、これは仕方ないのかもしれません。
まだまだ、あまり注目されていないものも多く、その中の1つ、スズカケソウは一風変わった野草です。
クガイソウ属(ベロニカストラム)でありながら、ツル性で、葉のつけ根に青紫色の花がかたまって咲きます。
どちらかというとマニア向け。しかし、英国のプラントファインダーにはしっかりと記載されています。
スズカケソウ類には、キノクニスズカケなど数種類があり、トラノオスズカケは、四国、九州の産地に自生し、穂になって咲くのが特徴です。
これによく似ているのが、中国の細穂スズカケで(写真のもの)、ハンギングに良さそうです。
いずれも、大株にして枝垂れるように豪華に咲かせたいものです。
スズカケは、山伏が身につける篠懸(鈴掛)に由来。スズカケノキ(プラタナス)と同様です。