ニュージーランドのクレマチスの総称で、いくつかの種とそれらの交配種が含まれます。
クレマチス属は世界に300種ほど、ほとんどが北半球で、カザグルマ、テッセン、ハンショウヅル、センニンソウなどです。
フォステリー系はこれらとはだいぶ異なり、ツルにはならずに、低木状に枝垂れて咲き、開花期は3~4月、芳香があります。
常緑性でパセリのような厚味のある葉なので、クレマチスとは思えないほどです。
最もポピュラーな園芸品種はカートマニージョーで、ヘレボラス・ニゲルのような花です。
フォステリー系の花色は、白~淡黄緑色、清楚で可愛らしいのですが、華やかさがないのが欠点とも言えます。
色幅などバラエティが広がれば、第二のヘレボラスになりそうな気もします。
この、もしもというのは、他にもキリがない程ありますが、想像力を働かせておくのも悪くないものです。
フォステリー系の特徴の1つは雄株と雌株があることです。
南半球でどのように進化してきたのか、気になるところです。