ペルーなど、アンデス地方で古くから食用に栽培されているもので、学名はオキザリス・チューベローサ。
インカのカタバミとも言えます。
塊茎が丸く太って、ちょうどジャガイモのような感じです。
一株から10個位収穫でき、さっぱりした風味で栄養的にも優れ、栽培は容易です。
草丈は30cm位、木立ち性でやや赤紫色の葉が茂り、カラーリーフとしても使えそうです。
イモには、赤、桃、黄の3色があり、タネはなかなかできないようです。
オキザリス属(オクサリス属)には800種類位があり、観賞用には紫の舞などを始め、いろいろな種類が利用され、園芸品種も多く育成されています。
最近出てきた「雅」は、葉色が鮮やかなピンクで人気があります。
また、イモカタバミも古くから栽培され、庭植えなどでよく見かけます。
花期が長く、丈夫で大株は見事なものですが、イモは硬くて食用にはなりません。
多種多様なオキザリス、たかがカタバミですが、可能性に満ちた植物といえますね。