今年は戌年。
イヌタデ、イヌゴマなど、犬がつく植物は多く、いずれも役に立たないという意味がこめられています(犬に罪はありません)。
イヌサフランも、サフランに似て薬用にはならないということで有毒です(毒は薬?)。
観賞用には良いもので、植え放しで毎年よく咲きます。濃~淡色、白花があり、八重咲きは睡蓮のようで豪華です。
中国では秋水仙と呼ばれていて、日本とはだいぶ感覚が異なるようです。
春咲き種にコルチカム・ハンガリカムがあり、一般の秋咲きコルチカム(イヌサフラン)とはだいぶ雰囲気が違っていて、クロッカスのような印象を受けます。
コルチカムの球根というのは、少し変わった形で、片側の底が出っ張っていて、子犬がお座りしているようにも見えます。
この出っぱりのところから芽が伸び同時に反対側の上部からも出ます。球根内の生長点はどうなっているのかと思います。
コルチカムに含まれるコルヒチンは、四倍体の植物を作るのに利用されますが、コルチカムにコルヒチン処理をしたらどうなるのでしょうか。
次回はエリカをお届けします。