ミヨシカタログ67号の表紙はアカンサスです。品種はトレジャーアイランド、メタリックな力強い葉で白から黄色の斑が入りますが、斑入りと言うより、白地に緑が入るという感じです。
当時、7.5cmポット苗が2,500円、今では、ほとんど絶滅危惧種のようになりましたが、そのかわりというか、最近はタスマニアンエンジェルの苗が少量ですが流通します。
よく似た品種で、性質は強く比較的作りやすいものです。それでも生長はゆっくりでなかなか大きくなりません。アカンサスにはアカンサスなりの時間の流れがあるのでしょう。気長につき合うしかないようです。
初夏に咲く白い花も幻想的で、在来の緑葉のアカンサスとは全く異なります。夏以降、葉の緑が濃くなりますが、後くらみというのは五色ヤナギや、斑入りのアストランチアなどに見られるもので、春は鮮やかな斑入り葉のものが夏には普通の緑葉になるものです。