ヤグラネギ

ヤグラネギ蕾が出てきたと思っていると、花は咲かずにそこからまた新しい葉が伸びてきます。

 

2段3段と火の見櫓のような形になるネギです。

 

種子はできません。栄養系で古くから栽培され、来歴は不明ということです。

 

食用と観賞用の両方を兼ね備え、ノビルなどのムカゴとは違うので、ユニークな姿になります。

 

これを段ごとに切って挿しておくと苗になります。

 

分けつも盛んで株はよくふえます。比較的小型なので、ガーデンの混植や寄せ植えにも利用しやすく、夏ネギタイプで葉が枯れにくいのも良い点です。

 

芽の伸びたヤグラネギ一般のネギのように太くはなりにくく、食用には、どちらかというと、ワケギに近い使い方が良いようです。

 

サンガイネギ、トップオニオンとも呼ばれ、品種は特にありませんが最上系、黒川系など、いくつかの系統はあります。

 

他には、ヤグラタマネギというのもあるそうです。

 

ところで、ヤグラの漢字、櫓には、なぜ魚が入っているのでしょうか。