Anemone hupehensis var. japonica
シュウメイギクというと、秋咲きの品種群を指すことが多いので、この種自体を呼ぶ場合は「キブネギク」と言われることが多いようです。 赤八重咲き、の名前で流通することもあり、シュウメイギク=貴船菊だった事を知らない方も多いと思います。
歴史的にはこの八重咲きの種が最も古く、彼岸花と同じく古い時代の帰化植物です。やはり原産地が中国という点も同じで、日本と中国の繋がりを感じさせます。
季節がら、ダリアや一年草のアスター(エゾギク)と同じような雰囲気のお花ですが、こちらは日陰や半日陰などどちらかと言えば暗い環境を好みます。お日さまの元に咲くダリアほどの派手さはありませんが、日陰に咲くキブネギクには独特の良さがあります。