稚児笹

稚児笹

Pleioblastus CV

 

稚児笹(チゴザサ)や縞笹と呼ばれるササの仲間で、半日陰から日陰に向いた耐寒性のカバープランツです。

Pleioblastus fortunei(ケネザサ) の斑入り品種とされることが多いですが、別の学名で紹介されることも多くて、

やはりこの仲間の見分け方は難しいようです。

 

和名のチゴザサという、イネ科の別の植物もあるので注意が必要です。園芸的には漢字で稚児笹と書く場合は大抵は

この斑入りのササを表していますが、特に規程があるわけでもないので余計に混乱しますね。

 

斑入りというと地の色が緑で、白や黄色の斑の入る物が多いのですが、本種のように斑の割合が緑地より多いものを派手柄と呼んで

性質が弱く育てにくいと言われることがあります。確かに基本種の緑葉のササよりは弱くて育てにくいですが、元よりササは

丈夫で良く育つ植物なので、斑が入ることで適度に生育が抑えられて扱いやすい品種になっています。

 

広く普及している斑入りの植物には、斑が入ったお陰で「ちょうどいい」ものも多くあって面白いものです。