Bidens laevis ‘Albiform’
耐寒性の高いビデンスである、ウィンターコスモス(ラエビス種)の白花タイプです。ウィンターコスモスの実生から出現したので、高性で耐寒性の高い特性をそのまま引き継いでいます。写真からは分かりにくいですが、このお花は150cm程の草丈で咲いています。
一般に流通している花壇や鉢物向きの小型タイプとは、まったく異なる趣の冬咲きビデンスです。ウィンターコスモスの色彩変異なので、周年開花性はなく9月の終わり頃から冬にかけて咲く性質です。つぼみの頃は薄いレモン色なので、純白ではありませんが開くとほぼ真っ白な花びらです。
冬に戸外で咲いてくれる丈の出る宿根草は案外少なく、この白花ウィンターコスモスはなかなかに貴重な存在かもしれません。野菊とはまた違った雰囲気なので、ブルー系の針葉樹や西洋イワナンテンなどと合わせても面白いと思います。