白式部

白式部

Callicarpa dichotoma var. albifructus

 

シロシキブと呼ばれる植物は、写真のコムラサキの白実品種のものが一般的で、ときどきムラサキシキブの白実品種の

植木が出回っているようです。ホームセンターなどで鉢植えで販売されているものは、ほとんどが写真と同じコムラサキの

白実です。小白式部、などとも呼ばれますが、正式には白実の小紫(シロミノコムラサキ)というそうで、学名も変種扱いです。

 

コムラサキはムラサキシキブ、ヤブムラサキと比べると、樹の大きさの割にびっしりと実が付くので、鉢植えや植栽に向く種類です。

育てやすく目立った病虫害もない花木なので、お花の少なくなる晩秋の彩りにぜひ植えて頂きたい樹の一つです。

 

写真の右上や右端の実を見て頂きたいのですが、クリーム色から純白に変化する途中です。夏の間は明るい緑色で

黄緑、薄い黄色、クリーム色から白へと移り変わっていきます。微妙な変化ですが季節のうつろいを感じられて面白いものです。