Spiraea japonica ‘Magic Carpet’
ゴールデンウィーク明けくらいから咲き始めた、シモツケのマジック・カーペットがそろそろ終わりを迎えます。終わりといってもお花が咲き終わるだけで、カラーリーフとしての彩りは秋まで楽しめます。
シモツケのお花はまず先端のつぼみから咲いて、その後に脇芽のつぼみが咲いてきます。二番花、三番花と順に咲き進む頃には、写真のように一番花は終わってしまいますが、ご覧のように薄茶色で目立たない枯れ方をするので、新しく咲いてきた花のじゃまになりにくいようです。
やがて花びらは雨で流されたり自然に落ちたりして、ライム色の花軸部分だけになるのでこれまた目立ちません。このように枯れたお花が自然に落ちたり、目立たなくなる特徴をセルフクリーニングといって、ガーデン向きのお花には大事なポイントとされています。
シモツケ属には、ユキヤナギやコデマリもありますが、どちらもセルフクリーニングする花木なので、昔から庭園樹として好まれてきた経緯があります。シモツケやユキヤナギを上手に使って、ガーデニングを楽しんで下さい。