Houttuynia cordata
日本のどこにでも咲いている印象のあるドクダミと言えば、山菜だったり薬草だったり、邪魔な雑草だったりします。十薬の別名もあって、江戸の頃より多数の薬効が知られていました。
普通のドクダミはわざわざ植えようとしないと思いますが、五色ドクダミだったり八重咲きだったりすれば急に注目のお花となります。派手な斑入りの五色ドクダミは、青葉にくらべると生育がゆっくりではびこりませんが、八重ドクダミは丈夫でとても良く増えます。
夏草の刈り払いで一緒に刈られているのをよく見かけます。いつの間にか流通していて、あちこちで雑草化している八重咲きのお花です。山菜として天ぷらでいただくもよし乾燥してドクダミ茶にするのも良いものです。
においを苦手にする人が多い反面、ベトナム料理では重要なハーブです。強すぎるせいで嫌なにおいに感じますが、香り成分自体は他のハーブにも含まれる良い香りが多かったりします。
身近な雑草ではありますが、あらためてじっくり向き合うと新しい発見があるかもしれません。