ローマン系ヒヤシンス

ローマン系ヒヤシンスの花

Hyacinthus CV

 

先にご紹介したダッチ系ヒヤシンスの中で出ていた、ローマン系というのがこのお花です。ダッチ系と比べると1本の花茎に咲くお花の数は少ないのですが、大球になると花茎を複数出すこと、分球して球根自体の数が増えることで群生する美しさを楽しめるお花です。

ダッチ系よりも野性的な感じがあり、山草趣味の人たちにも人気があるので、山草店で販売されていることもあります。花色の変化や種類はあまり多くなくて、ピンクや白の品種がありますが色幅はそれほどありません。もっとも日本で流通している品種が少ないだけで、改良元のフランスでは色々な花色の品種が出回っているようです。

サーモンピンクの香りがとてもよい品種があるそうなので、出来ればペレニアルガーデンにも取り入れたいものです。ただしローマン系はダッチ系より寒さに弱いので、寒冷地では深めに植えたりマルチで保護するなど、球根が強い凍結にあわないようご注意下さい。