ムラサキミツバ

ムラサキミツバ

Cryptotaenia japonica ‘Atropurpurea’

ミツバの銅葉品種です。いつ頃から流通し始めたのか、わたしの子供の頃には見なかった宿根草です。ガーデニングがブームになって、あちこちで見かけるようになりました。

ウマノミツバの品種と紹介されている書籍がありましたが、お花を見て頂ければ分かるとおりにミツバです。基本種とは違ってピンク色の花びらになっているのが可愛らしく思います。

野菜のミツバと同じ植物ではありますが、食用の品種ではないためかアクが強くて生食に向きません。彩りの面白さから利用されていて、天ぷらにすると色も残ってアクも気にならないそうです。

もともと日本在来の植物なので育てやすく、こぼれ種から生えた株も親と同じ銅葉になります。日向より日陰に向いた宿根草なので、明るい色のカラーリーフと合わせて植えると良いでしょう。写真の背景に写っているのは斑入りのミョウガです。

気になるような病害虫はありません。切り花の添え物としても面白いので、お庭の一角に植えておくのをおすすめします。