Althaea officinalis L.
タチアオイの仲間で、ビロードアオイ、ウスベニタチアオイの別名があります。お菓子のマシュマロの名前の由来にもなっています。
全草に薬効のある粘液成分を持ち、古くから薬草として利用されてきました。特に根の部分には多くの薬効があり、
漢方薬にもなっています。
根にデンプン質を40% も含むので、乾燥させて粉にしたもので咳止めのトローチを作って利用したものがマシュマロに
変化したようです。名前は有名ですが、実物のお花を見る機会はあまりないハーブの一つではないでしょうか。
耐寒性もあってペレニアルガーデンでも冬越ししています。葉巻虫とハダニに注意しつつ、ビロードの風合いを持つ
スリムで伸び上がる宿根草を楽しむのも良いものです。