フクジュソウ

フクジュソウ

Adonis ramosa

 

お正月の床飾りで人気者、福寿草というめでたい名前を付けられた宿根草です。日本国内では四種類のフクジュソウが

知られています。写真のものは最も一般的なフクジュソウです。

 

日中にお花を開いて、夜の間は閉じるという「就眠運動」をするお花の1つです。毎日ひらいたり、閉じたりを繰り返して

少しずつ花びらが伸びて、最後には透けるように色を失って散っていきます。

 

クリスマスローズと同じキンポウゲ科の植物ですが、フクジュソウの花びらは花弁です。萼片は一番外側の5枚だけで、

褐色の萼片を持っています。キンポウゲ科の中で花弁を残している種は、他にはクレマチスの一部、レンゲショウマなどが

知られています。