Hyacinthoides hispanica
人気のブルーベル、シラー・カンパニュラータのピンク色の品種です。既にシラーで無くなって久しいのですが、園芸的には今でもシラーで通用しています。
良く増えるし丈夫で毎年咲いてくれると欠点のないお花なのですが、時々「消えてしまった」と相談されることがあります。白花のカンパニュラータではあまり聞かないので、ピンクの品種は青や白にくらべると性質が弱いのかもしれません。
また、ピンクだけやや咲きにくい傾向があって、充実した球根に育たないと花芽になりません。その為、他の色と混色していると、ピンクだけ少なくなってしまったように感じるのかもしれません。
手間は掛かりますが、お花が咲き終わって地上部が枯れる梅雨の頃に掘り上げて、秋に大きく揃った球根だけ植え戻してあげると、翌年の春はそろった咲き方になります。小さな球根は鉢植えか別の場所で育てると良いでしょう。