Echinops setifer
背景のルドベキアの黄色に負けそうですが、中央のエキノプスは日本在来種のヒゴタイです。ミヨシの今月のPickupで紹介されている
ベッチーズブルーと同じ仲間ですが、ヒゴタイは絶滅危惧種の野生種です。
中部から西日本、九州に掛けて点々と自生していて、朝鮮半島まで分布しているそうです。国内では九州九重山や阿蘇山が
有名です。江戸時代から知られていたお花ですが、漢字で「肥後躰」と書くあたりからも、九州の植物と知られていたのでしょう。
ベッチーズブルーをはじめとした切り花向けの品種は、ヨーロッパの原種から改良された品種で、ヒゴタイと比べてみるとやはり
枝ぶりや花付きなどが異なっているのを感じます。ヒゴタイは剛直でがっしりした感じがしますが、気のせいかもしれません。