さて、これはなんでしょう？
タンポポのわた毛を見たことのある方なら、何かの綿毛かな？ それにしては……と思われるかもしれません。
じつはこれは先日ご紹介した「キバナムギナデシコ」の種子になった写真です。わりあいとアップで撮っていますが、タンポポより
かなり大きな綿毛になります。
深海にいるナゾの生物みたいな雰囲気もありますが、細くしっかりした傘の骨のような構造に、クモの巣状の綿毛が付いています。
強風にあおられてお猪口になった傘みたいですね。このお陰で風に乗って遠くまで飛んでいくことが出来ます。
タンポポのわた毛なら、ふぅっと吹いて飛ばした経験をお持ちの方もたくさんいるのではないでしょうか。でも、このわた毛の場合
どれ程の肺活量があれば飛んでくれるのやら。傘の直径が２cm近くあるのですから。