大型で雄大な草姿になる人気のホスタ、トクダマです。トクダマギボウシと呼ばれていましたが、現在は原種ではなく、園芸的な交雑種であろうと考えられています。
オオバギボウシやハチジョウギボウシとの交雑種説、イワギボウシとの交雑説などいわれていますが、江戸時代にはすでにトクダマギボウシとして知られていたようです。かなり昔から人の手で育てられていたようです。
ミヤマオダマキが人里におりて、オダマキとして園芸化されたように、トクダマも野生種かその交雑種が人里で育つうちに、大柄で受け葉、打ち込み模様のあるトクダマとして選抜されたのかもしれません。
お花は寒河江や長大銀と良く似ていて、関連性を感じさせます。やや日焼けしやすいため、直射日光が長くあたる場所は避けて、半日陰や木陰に植えると本来の美しさが楽しめると思います。