今年は昼夜の温度差が大きい日が続いたおかげか、花茎があまり伸びない姿で咲いてくれました。お花の大きさに誰もが驚く、巨大輪のチューリップです。幅広の葉にエンジ色の模様が入るのも特徴で、独特な雰囲気のチューリップとして人気が高い品種です。
写真の中に写っているヒメオドリコソウや、左端のムラサキツメクサの葉の大きさから、どれだけ巨大なチューリップなのか分かって頂けると思います。南アフリカ産の球根植物で、アンドロキンビウムというお花があるのですが、咲き方が似ていると思いました。
チューリップに限った話ではありませんが、植えっぱなしではだんだんお花が咲かなくなる球根類は少なくありません。しかしジャイアントオレンジサンライズのようなグレイギー系や、原種系のチューリップは植えっぱなしでも毎年咲いてくれます。宿根草を中心とした、ペレニアルガーデンにはうってつけの品種です。
一般的な高性のチューリップももちろんきれいですが、この品種のように一風変わったチューリップでお庭を飾ってみてはいかがでしょう。