Salvia nemorosa
宿根サルビアの代表種、ネモローサです。写真の株は品種改良された園芸種かもしれません。‘ブルークィーン’、‘カラドンナ’ など育てやすく美しい品種が多く生まれています。
ネモローサの特徴を一言で表すなら「質実剛健」。春に咲くお花の中では控えめで丈夫で育てやすいものですが、最近の色鮮やかでお花も大きく改良された品種には「質実」は当てはまらないかもしれません。
ブルー以外にもピンク、ホワイト、パープルといった一通り色がそろうのもネモローサの良い所です。混植相手に合わせたり、デザインで色を選んだり植栽を楽しむことが出来るお花です。
アブラムシ以外に悩まされる病害虫はありませんが、時々ヨトウムシやカミキリムシに株元を荒らされることがあります。何年も育てていると株元が木質化して、虫の被害に遭うことが多くなります。5年をめどに株を割って植え替えを行うとよいでしょう。