Rosa multiflora var. adenochaeta
ツクシノイバラが正式な和名ですが、サクラノバラやサクラノイバラの名前で流通することの多い、日本の原種バラの一つです。病虫害に強く育てやすいことから古くから人気があり、近年では自生地の減少で野生のお花を見られる場所は減っています。
熊本県の錦町では保護活動を行っていて、毎年お花の時期にはイベントを開催しています。九州にお住まいの方は足を運んでみると球磨川沿いに咲く美しいツクシノイバラを堪能できると思います。
ノイバラの変種なのでとても良い香りがあり、お花の時期には近くを通るとバラの香りがただよいます。園芸品種のつるバラも良いですが、野生味あふれる野バラは宿根草ガーデンには似合いの逸品です。