Iris sanguinea
アヤメの背の低いタイプのもので、三寸アヤメとよく似たお花です。アヤメは日本全国に分布しているので、地域毎に特徴のある個体群が見付かっており、三寸アヤメやこのコアヤメもその1つです。来歴は意外と古いようで、江戸時代には小文目(こあやめ)と呼ばれる小型のアヤメが珍重されていた記述があります。
草丈は30cm内外の小型のアイリスですが、日当たりによっては多少伸びるようです。三寸アヤメより少し大きくなるタイプと考えてください。草丈以外の性質は普通のアヤメと同じなので、水捌けの良いやや肥料分の少ない土地を好みます。
目立った病虫害はありませんが、低温期に長雨が続くとサビ病が発生することがあります。風通しよく管理することで防げるので、他の草に紛れないよう注意して下さい。