四季咲き性と呼ばれている、新梢咲きのクレマチスです。ラヌギノーサ種とビチセラ種の種間交配から生まれて、今ではジャックマニー系といわれる大きなグループを形成しています。
毎年新しい枝を伸ばしてそこに花芽を作ってくれるので、寒冷地や冬期の乾燥が酷くて冬芽が傷みやすい場所でも、たくさんお花を咲かせてくれます。小渕沢のようなところに向いた系統といえます。
春から初夏にかけて咲いた後に、伸びすぎた枝を切り戻して整えると、枝数を増やしてさらに多くのお花を付けてくれます。切り戻しをしなくても、ダラダラと少しずつ咲いてくれますが、そろえて咲かせるためには切り戻しが必要です。
上手な人は年に四回も咲かせるそうですので、クレマチスが好きな方はチャレンジして下さい。冬に入る前の最後の切り戻しは、強剪定と呼ばれる伸びた枝のほとんどを切り捨ててしまうやり方をします。
葉が枯れ落ちた後のタイミングで行いますが、地面から5cm程度残して地上部を切ってしまいます。その方が翌年の新芽の勢いがよくなりますので、思い切ってバッサリ切ってください。