Kirengeshoma palmata
二、三日で開花を迎える、キレンゲショウマのつぼみです。昨年はお花を紹介させて頂きましたが、雨の後のやや傷んだ姿でした。
西日本の石灰岩地帯のブナ林に自生する宿根草ですが、見られる場所は年々少なくなっているようです。
もちろん守られている自生地も何カ所かありまして、徳島県の剣山の群生地は有名です。標高1,800m付近にあるので、見に行くのも
それなりに大変なようです。そういう所でないと守れないと言うことかもしれません。山梨でも被害が増えていますが、野生シカに
よる食害があるようです。カタクリの群生地がシカにやられた、という話を聞いています。
自然の一環とはいえ、天敵であるオオカミを人が滅ぼしてしまった結果、バランスが崩れてしまったように思います。