新年最初のガーデンブログなので、何かお花はないかと探していたところ、冬の日だまりに咲く定番のオオイヌノフグリを見つけました……と思ったのですが、なにか変です。
オオイヌノフグリにしてはお花が小さめで、かといって在来種のイヌノフグリほど小さくもありません。イヌノフグリはオオイヌノフグリに追いやられて数を減らしていますが、山間部ではまだ普通に見られる野草です。
名前の似ているこの二種の違いは、お花の色と大きさで比較的かんたんに見分けられます。イヌノフグリは青味の強いピンク色で5mmくらいの小さなお花を咲かせ、オオイヌノフグリはコバルトブルーの1cm近い大きなお花になります。
それ以外にも葉の形や茎に生える毛の様子など、違いはいくつかあるのですが……どうも写真のお花は両種の中間の性質を表しているように見えます。薄青色の花色、小さめのサイズ、葉の形もどちらとも取れるような様子。
もしかしたら交雑種なのかもしれませんが、両種の交雑種の話は聞いた事がありません。単に小さく咲いてしまったオオイヌノフグリなのか、交雑種なのか。新年早々ナゾは深まるばかりでございます。