Erigeron karvinskianus
源平小菊とも呼ばれる、丈夫な宿根草です。暑さにも寒さにも強く荒れ地に向くので、裸地の緑花にも利用されています。
咲き始めは白く、だんだんピンクに染まるお花は紅白の二色咲きのようになります。
暑さに強い宿根草ですが蒸れには弱いので、梅雨明けに刈り戻して混み合った枝を減らすと綺麗に咲くでしょう。
乾燥気味の環境を好みますが、極端な乾湿が続くとハダニにやられやすいので注意が必要です。
耐寒性は比較的高い種類ですが、低温下で湿潤状態が続くと地下部まで枯れることがあります。多雪地域では
地上部は枯れてしまいますが、雪解けの後しばらくすれば新芽が伸びてきます。
どちらかと言うと、関東平野部から関西方面に向いた宿根草といえるでしょう。枝が細く伸びる性質を活かして、
石垣に植えると育てやすく、美しさが際立ちます。日当たりの良い通路の脇なども向いています。