イワヤツデ

Mukdenia rossii

 

タンチョウソウという呼び方が一般的です。花が終わると急に生長する葉の形が、ヤツデのように分かれているのでイワヤツデの和名があります。もっとも、八つ手というよりもカエデ(モミジ)を大きくしたような葉なので、イワカエデと呼びたくなります。

 

同じように考える人も居るのか、別名としてイワカエデと呼ぶこともあります。タンチョウソウ>イワヤツデ>イワカエデの順でしょうか。

 

同属にヒトツバタンチョウソウという、葉に切れ込みがないヒマラヤユキノシタのような葉になる種類があります。けっこう珍しいものなので、もし見かけたら育ててみて下さい。性質はイワヤツデと同じで、耐寒性が高く少々の暑さにも耐える丈夫な宿根草です。