Anthericum liliago
比較的めずらしい耐寒性宿根草です。アンテリクム属はいくつかの種類が知られていますが、流通しているのはほとんどこのリリアゴ種です。お花の雰囲気はカマッシアやアスフォデリネに似ていますが、いずれとも異なるキジカクシ科ですので、こう見えてアスパラガスやリュウゼツランの近縁種です。
雨の似合う植物の一つで、梅雨の頃に咲いたものや雨の後には雨粒が付いてきれいです。花持ちも良くて一日花ではないので、株が充実してくると一ヶ月近く楽しめます。日向から半日陰程度の日当たりで、乾燥気味の環境が適しています。まだ珍しいお花ですが、見掛けたらぜひ。