Anemone canadensis L.
春咲きシュウメイギクやフタマタイチゲの名前で流通していることもある、初夏咲きのアネモネです。春咲きシュウメイギク(A. virginiana)よりもお花が小さく、一株から咲く数も少なめですが、地下茎で増えて群落になります。群生美を楽しむ宿根草としておすすめの種類です。
ある程度の直射光には耐えますが、木もれ日程度から日陰の環境を好みます。お庭の東面や北面に植えられる宿根草なので、暗い環境でも目立つ純白のお花は理想的です。株が増えてくれば次々と咲くので、お花を長く楽しめるのも良い点です。
花びらが散った後に、緑の小さなイガグリのような未熟な実が残りますが、綿毛のようなタネが出来る前に摘んでしまうほうが良いでしょう。秋に咲くシュウメイギクほど実生で増えることはありませんが、あまりあちこちに飛んでしまうのも考えものです。