Acidanthera bicolor
ニオイグラジオラスや秋咲きグラジオラスと呼ばれることもある春植え球根です。耐寒性はありませんので、毎年春に植えつけて氷点下に下がる前に掘り上げ貯蔵の必要があります。ガーデンで利用するには少々手間のかかるお花といえるでしょう。
原産地はエチオピアで、園芸的には南アフリカ産球根というくくりで扱ったりします。南アフリカ産の球根類には、フリージアを始めとしてラケナリア、ラペイロージア、アルブカなどの魅力的な小球根が多くあります。アシダンテラのように大型になる切り花に向いた種類もありますが、鉢植え向きの小型の種類が多いです。
アシダンテラのように寒さに弱い球根類は、休眠中も5℃程度を保つように凍らせない管理が必要です。掘り上げて乾燥させた後に消毒して、バーミキュライトと一緒にジップロックに入れて保管すると管理が楽です。