青いグラジオラス

青いグラジオラス

青紫色のグラジオラスで、青いバラと同じくらいか、少し赤味が強い感じです。色名でいうとモーブという色が近いでしょうか。もっと青い発色をするグラジオラスもありますが、昔からあるこの品種は色合いが安定しています。

春咲きの小輪タイプはあまり気にしなくて大丈夫ですが、夏咲きの大輪種は成長中に倒れてしまいやすいので、切り花として育てるときは支柱やネットで支えます。

ペレニアルガーデンの良い所はこういうところで、写真で見て頂くと分かる通りに、グラジオラスの周囲に同じような高さまで伸びた、他の宿根草が支えてくれています。エゾミソハギ、クジャクアスター、ヒメヒマワリなど細くて硬い茎が伸びる種類が向いています。

それらのお花とグラジオラスの開花を合わせるか、ずらすかは好みと腕の見せ所です。写真ではどれも晩夏から秋のお花で支えているので、グラジオラスが咲き終わる頃にちらほらと咲き始めると思います。さらに左の方にはフィソステギアがあるのですが、フィソステギアはぎりぎりグラジオラスが終わる前に咲いてくるお花です。

何気なく植えられているようでも、組み合わせや周囲とのバランスなど、ガーデナーの小黒さんによるプロデュースは隙がありません。ペレニアルガーデンを見に来て頂く際には、ぜひ、お花同士の組み合わせや植え場所の環境など、参考にして頂きたいと思います。