木登りバラ

八重咲き黄モッコウバラ

トゲの無いバラとして知られている黄モッコウバラは、同時によく蔓を伸ばすバラでもあります。ツルといいますが実際には枝です。

ペレニアルガーデンの上ガーデンと下ガーデンを結ぶ階段のわきには、大株に育った八重咲きの黄モッコウバラがあります。

 

最初の頃はアーチ状に枝を伸ばしてブッシュに育っていましたが、いつの頃からか後ろに生えるヒバの木の枝を伝って

かなり上の方まで枝を伸ばしました。今年は伸びた枝の先までお花が咲いて、フラワーツリーとでも呼びたい姿で咲いています。

 

バラのように棘を持つ植物は、動物に食べられない為に棘があると言われています。それ以外にもまわりの植物に棘を引っかけて

自分を支える役目があるとも言われています。野山で見掛けるノイバラはまさにその通りで、棘を引っかけながら木の上まで

生長する姿を見掛けます。

 

でもモッコウバラに棘は無いんですよね。さてどうやって上まで登っていったのやら。植物はいろいろ不思議を抱えています。