ペンステモン・バルバタス

Penstemon barbatus

 

大型になるペンステモンで、ヤナギチョウジの和名があります。耐寒性が高くて暑さにも強い、丈夫で育てやすい常緑性の宿根草です。秋から春先まではヤナギに似た細長く艶のある葉が紅葉して冬越しします。乾燥にも強くてあまり場所を選ばずに植えられますが停滞水は嫌います。ジメジメしたところ、日当たりの悪い環境は避けて下さい。

他の宿根性のペンステモンは夏の暑さに弱いものが多く、花が咲いたら夏越し出来ずに枯れてしまうものも多くありますが、本種は丈夫で良く増えます。その為長い間そのままだと、株元が木質化して腐敗する場合があります。4、5年をめどに株分けを兼ねて植え替えるようにして下さい。

細く硬い花茎は1m以上になることもあり、日本では梅雨時期の開花になるせいで、雨に濡れて倒れやすくなります。支柱をしてやるか株まわりの外側のお花は、早めに切り花として切って楽しむのもおすすめです。お彼岸の頃に返り咲いてくれることもあり、長く楽しみたい場合は早めに切るとよいでしょう。