ブライヤーローズ

Helleborus x ashwoodensis ‘Briar Rose’

 

アシュウッドナーセリーで育種された、ニゲルとヴェシカリウスの種間交配で誕生したクリスマスローズです。ミヨシグループではアシュウッドナーセリーのオリジナル品種を、メリクロン苗にして販売しています。

 

最近は国内の育種家が同じ組み合わせで作ったブライヤーローズも流通していますが、それらを「ブライヤーローズ」と呼んで良いかというと、アシュウッデンシス(種間交配の組み合わせに付けられた交配名)と呼ぶのは正しいですが、厳密には「ブライヤーローズ」ではありません。

 

名前の由来となったブライヤーローズとは、野生種のバラ、ルビギノーサ種(R. rubiginosa)のことで、昔はロサ・エグランテリアと呼ばれていました。ピンク色の花びらのグラデーションするさまが似ているのかなと思います。

 

意外と育てにくいというお話をよく聞きますが、原種交配の品種としては育てやすいクリスマスローズだと思います。ただし、一般的なクリスマスローズに比べると根が太くて貯水性が高いこと、多肥を好み十分に肥培しないと花芽を付けにくい特徴がありますので、同じ管理だとなかなか咲かないということになるかもしれません。

 

おすすめは軽石や日向土をベースにした排水の良い培養土で、真夏を除き積極的に肥料を与えるような管理が向いていると思います。エビネなど地生ランと同じような管理というと、ピンと来る方がいるかもしれません。