ノウゼンカズラ

Campsis grandiflora

 

エキゾチックな夏のお花で、まるで熱帯雨林の林床で咲いているような印象のノウゼンカズラは、こう見えてけっこう耐寒性があります。中国原産の植物で、平安時代にはすでに知られていたとか。意外と歴史のあるお花です。

 

小学生時代を名古屋で過ごしたわたしにとって、とても身近で当たり前のお花でした。どこのうちの庭にも植えてあり、街路樹だったり建物の壁を這っていたり、いたるところで咲いていた想い出があります。

 

そうは言ってもノウゼンカズラ科自体は熱帯植物がほとんどで、ノウゼンカズラも暖かい気候を好みます。小渕沢のペレニアルガーデンでは、あまり旺盛な生長をせずにゆっくり伸びて、ゆっくり咲いているようです。

 

それでも毎年夏になると咲いてくれるオレンジのお花。ほっとするような懐かしい気持ちにさせてくれます。