アラム・イタリカム・ピクタム

アラム・イタリカム・ピクタム

Arum italicum subsp. italicum ‘Marmoratum’

 

サトイモ科の植物で、秋に葉を出して冬の間生長を続けて、春にお花を咲かせる秋植え球根の一つです。「ピクタム」というのは古い呼び名で、現在はマルモラータムが正式な品種名のようです。白い斑の部分が派手に入るので、観葉植物として人気があります。

イタリカムの名前の通りに、原産地は地中海沿岸です。意外と耐寒性が強く、小渕沢でもほぼ問題無く越冬します。寒さの厳しい年は地上に出ている葉が傷むことはありますが、球根部分までやられてしまうことはめったにありません。

それでも本来は暖かい地域の植物なので、なるべく冬の間日だまりになるような所に植えると調子良く育ってくれます。順調なら4月頃に黄緑色の小さなミズバショウに似たお花を咲かせてくれます。ピクタムは基本種よりやや咲きにくいようですが、大株になればお花も楽しめるでしょう。