夏の夜の姫

ヘリオプシス・サマーナイト

Heliopsis helianthoides var. scabra ‘Summer Nights’

 

サマーナイトと名付けられたヒメヒマワリです。黒軸にやや銅葉となるエキゾチックな印象の宿根草で、同じヒメヒマワリの「旭」が明るい緑にオレンジ色がかった八重咲きのお花なのとは対照的です。

どちらも育てやすさは一級品で、病害虫にもやられにくく、高温多湿の夏にも負けずにお庭を彩ってくれます。サマーナイトのほうが節間が伸びやすいので、肥料を控えめに育てるか、乾きやすいところで育てると他の宿根草とそろいやすいです。

花が開いて数日すると、芯の部分がオレンジ色に染まり始めます。外側の花びらが落ちる頃には半球形に盛り上がって、ひとまわり大きくなるのも面白い所です。芯の部分(筒状花といいます)は花後も落ちにくいので、ドライフラワーにしてもそのまま残ります。

黒軸の茎とオレンジのポンポンが、なかなかすてきなアクセントになりますので、ドライフラワーで楽しむのもおすすめです。