オオトリトマ

オオトリトマKniphofia uvaria CV.

 

写真のお花はオオトリトマの園芸品種なので、ウヴァリア種そのものではありません。シャグマユリの別名もあるオオトリトマは、名前の通りに1mを越える草丈になる大型のトリトマです。鉢植えや花壇で一般的なヒメトリトマとは大きさも、お花の雰囲気もことなっています。

トリトマの故郷は南アフリカで、標高の高い場所に生える種類から、海岸付近に生える種類まで様々です。一般的に流通しているヒメトリトマやオオトリトマは高地タイプなので、耐寒性もあって小渕沢でも越冬できますが、最近のパステルカラーの園芸品種は低地の原種を交配で使っているものが多く、寒さに弱い品種も見られます。

困ったことにお花を見ただけでは、耐寒性があるのか無いのか判断が難しいので、購入時のラベルや品種名から性質を調べるしかないようです。傾向としてはパステルカラーで単色の細い葉を持つ品種は、寒さに弱いものが多いようです。

高冷地にお住まいの方はまずは鉢植えで様子を見て、冬は凍らない程度の温度で管理すると安全です。