紫なのにシルバードラゴン

ペルシカリア・シルバードラゴン

Persicaria microcephala ‘Silver Dragon’

 

花が咲くまではあと一ヶ月ほどありますが、カラーリーフとしてみるなら一番美しい姿と思います。シルバードラゴンという品種名の耐寒性宿根草で、冬期は地上部が枯れて毎年生えかわります。

夏になるとパープルの色彩は薄れていき、白っぽいペールグリーンの葉に紫の縁取りが入る名前通りのシルバーな姿になります。写真で株の下の方の葉が、シルバーっぽい色味になっているのがお分かりになるでしょうか。

秋になるとまた紅葉でパープルに染まって今の時期と同じような姿になります。シルバードラゴンの発色に重要なのは紫外線らしく、温室内のベンチや部屋の窓際、戸外でも半日陰などで育てると全体にパープルの発色はしません。

このくらいの色を楽しむには、一日中直射日光のあたる乾きすぎない場所に植えてください。耐暑性はありますがハダニが出やすいので、水切れさせない管理が必要です。

流通している苗にも、パープルがあまり出ていない株や、全体に紫の株などいろいろあるようですが、作場環境による違いのようです。あまり間延びしていない、節間の詰まった苗を購入してください。