プチドール・彩

クリスマスローズ プチドール・彩の花

ガーデンに植えている、プチドールの「彩(あや)」がきれいに咲いています。株元に写っている芝の様子から分かるかもしれませんが、15cm程度の高さで咲いていますのでうっかり見過ごしてしまいそうです。

地面すれすれから撮影しているので背景のツゲの幹が見えていて、なんだか実際より大きく育っているように見えます。草姿もお花も小さい品種なので、鉢植えで楽しむ方がよいのですが、ガーデン内の道わきなど人目に付きやすい所ならよいかもしれません。

背丈だけでいうなら、春咲き球根のほとんどがもっと低く咲きますが、お花だけが大きく目立つせいか存在感があります。クロッカス、シラー、ヒヤシンス、ムスカリなどお馴染みの顔ぶれです。

クリスマスローズはお花のつけ根に、総苞という葉が変化したものが付いています。品種によっては非常に大きく、観賞する上でじゃまに感じてしまうものもあります。この総苞をできるだけ小さくしようとする育種の方向もありますが、組み合わせや系統によって小さくならないことも多いようです。

花色によっては総苞が色付くものもあって、ブラック系は赤茶や赤紫、ゴールデン系はレモン色などお花並みに目立つ色になることも。いっそ総苞にもしっかり色付いてもらったほうが、ガーデンでは目立ってくれるかもしれません。そんなクリスマスローズがあってもいいんじゃないかと思いました。